マイナビ農業が目指す「サステナブルな農業」。社員の"おいしい"で地方農家を応援する、新たな取り組みがスタート!
「50年後、100年後まで日本の農業が続くためには、小さなことでもまずは始める必要がある」
その想いを形にしたのが、昨年11月からスタートしたマイナビの新たな福利厚生サービス『でりさす』です。
『でりさす』とは、農業総合情報サイト『マイナビ農業』のスタッフが厳選したこだわりの逸品を、社員が通常価格よりもお得に購入することができる、福利厚生サービスです。「おいしいお野菜やお肉を食べて、持続可能な農業を応援しましょう!」という願いが込められています。
2023年4月に、『マイナビ農業』の責任者に就任した、横山拓哉さんは農家の生の声を聞くため、約半年間で全国200以上の農家を回りました。昨今では農家の後継者不足や気候変動についてニュースで取り上げられることも多いですが、それ以外にも様々な課題を抱えながら頑張っている方がたくさんいるということに気付いたそうです。
『でりさす』に並ぶ商品は全て、「持続可能な農業」に寄与するか、という観点で選ばれています。たとえば、化学肥料を極力使わない循環型農業(牛のフンなど本来捨てるはずのものを肥料として使うことで循環させる)を実現したり、子ども向け農業体験会を開催し、農業に興味を持ってもらう取組みをすることで、持続可能な農業を進めている農家さんはたくさんいます。そういった農家の商品をマイナビとして応援していきたいと思い、『でりさす』がはじまりました。
通常はECサイトのみで購入ができる『でりさす』ですが、今回は実際に生産者の方にマイナビ本社までお越しいただき、野菜の手渡し販売会が開催されました。そこで今回は、『でりさす』運営のスタッフである久田さんと、手渡し販売会に参加された、生産者の香取さんにお話を伺いました。
開始1時間で完売した、「野菜手渡し会」。
久田:オープンからたくさんの社員に来てもらえてとても嬉しかったです。正直、全部売り切れずに余ってしまうかなと思っていたのですが、開始して1時間ほどで完売したのは驚きでした。普段は感じる機会があまりないですが、マイナビの社員は健康への意識が高いんだなと気づかされました。
香取:マイナビ農業のみなさんは、休日にうちの農園に来て一緒に農作業をしたり畑で採れた野菜を食べたり乾杯をする仲ですから。他にどんな社員の方々が購入してくれるのか、見てみたいなと思い今回ご協力させていただくことになりました。12時~17時くらいまでいる予定で来たのですが、予想を大幅に上回る大盛況をいただき13時には完売に。もっとたくさん野菜を持ってくれば良かったですね(笑)
生産の‟背景”も知ってもらえれば、きっと魅力に見えるはず。
久田:『でりさす』で扱っている商品は味だけではなく、「持続可能な農業」という観点で素敵だと思う商品ばかりです。
例えば牛乳なんかもそうですね。世の中の乳牛の育て方って、牛さんが牛舎に区切りにされ、1頭ずつ育てられていることがほとんどです。テレビとかでよく映る乳搾りのシーンもそんなイメージですよね。でも今回取り扱っている牛乳は北海道の広大な土地で放牧飼育された牛から絞った新鮮な牛乳です。広い土地で放牧しているのでストレスが少なく育っています。そのためクリーミーでおいしいのはもちろんですが、アニマルウェルフェア(動物たちにやさしく接し動物の尊厳を保つこと)を重視した飼育方法をとっており、人間本意ではない牛乳なんです。スーパーで普通に牛乳を買うよりは値段だけ見ると少し高いんですけど、そういった背景なども含めておすすめなんです。
香取さん:イチオシの野菜は、カリフローレ。スティック状のカリフラワーで、余すところなく食べることができて美味しいんです。あとはカブも意外と人気がありましたね。筋がなくきめ細かなところが気に入ってもらえたのでしょうかね。いつもはEC販売がメインなので、久しぶりに直接購入者の方の顔を見て販売しましたが、なんだかドキドキして楽しかったです。
おいしく食べることが、日本の農業を応援することに繋がる
久田:『でりさす』は、「美味しい!」を届けることで社員は健康に、農家さんには経済的に豊かになってもらうための取組みです。実際に今回購入してくれた社員からも、「子どもがモリモリ食べてたので買ってよかったです」「こんにゃくを早速食べてみたら、子供たちも好きだったようでぺろりでした!」など、うれしい声が届きました。
日本の農家が持続的に発展していくためには、まずは自分たちの会社内から変えていこう。小さいことかもしれないけれど、マイナビ社員はグループ全体で1万人以上いるので、まずはここからだなって思います。これからも頑張ります!
▼マイナビ農業
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