私の家族の、あの時は#想像してなかった未来
マイナビnote編集部の小池です。
note社とマイナビで開始しているコンテスト、「#想像していなかった未来」。
今日は私のエピソードを投稿させていただきます。
プロフィール
小池史栞(右)
株式会社マイナビ 社長室 広報部 広報2課
2021年に新卒でマイナビに入社。『マイナビ看護師』のキャリアアドバイザーおよびリクルーティングアドバイザーとして3年間従事。その後、広報部に異動となり現職。
最近の趣味はサウナとピラティスで、ファストフードが大好きですが健康を気にしてます。
幼いころの休日の過ごし方
「今度の週末、どこに行く?」そんな両親の声が、我が家ではよく聞かれました。
休日は、父が運転し、家族みんなでピクニックや旅行に出かけるのが習慣でした。
父が運転する車の後部座席には、私と兄が並んで座り、隣には母がマップを見ながら助手席に座るのが我が家の定位置です。
行き先はその時々で違いますが、目的地よりもその道中こそが私たちにとっての楽しみでした。
車内では父が好きな音楽が流れ、私と兄は歌ったり、時にはふざけあって母に叱られることもありました。
家族と一緒にいることが私にとっての「普通」であり、「ずっとこんな休日が続く」という考えが、あの頃の私にはごく自然なことでした。
あの時想像していた未来とイマ
あの頃から15年くらい経った今(時間の経過が恐ろしい)、実は現在の私たち家族はみんなそれぞれ違う場所で生活しているんです。
兄は都会に住み、仕事で忙しく飛び回る日々を送っています。
都会の喧騒の中でも自分の居場所を見つけ、時にはストレスも感じるようですが、それでも彼なりの充実した生活を楽しんでいるようです。相変わらず彼女はいません。
両親はというと、父は単身赴任で、月2回くらい母がいる実家に帰る生活を送っています。
1人だと食べるものがなんでもよくなるのか、最近はカップラーメンと菓子パン・お酒の毎日だそう。メタボ予備軍の診断を受けたようで、心配で仕方ありません。
母は、1人家で活き活きと関西アイドルの推し活に明け暮れています。
また、最近加入した旅行クラブで、第二の人生を満喫しています。
そして私は、また別の場所で自分のキャリアを追いかけています。
実際、悪いことではない
こう書くと、まるで私たち家族が疎遠になってしまったかのように聞こえるかもしれません。
でも、実際はそんなことはないんです。
私は今でも家族が集まるたびに、あの頃の温かさを感じることができます。
兄と久しぶりに会えば、子どもの頃と同じようにふざけ合ったり、遊び終わったゲームをくれたり、兄の友人の話を聞いたり。
両親とも変わらず、私の仕事や生活について興味を持ってくれて、時にはアドバイスをくれることもあります。
むしろ、離れているからこそ、お互いを思いやる気持ちや、定期的に連絡を取る大切さを再認識しました。
忙しい日々の中でも、家族との関係は私にとって支えであり、帰る場所があるという安心感を与えてくれます。
定期的に家族で集まることは少なくなりましたが、その分、会った時には一緒に時間を過ごし、昔話に花を咲かせています。
兄の生活や両親の新しい趣味の話を聞くたびに、みんながそれぞれの人生を楽しんでいることに安心しますし、私自身も自分の道を歩みながら、家族の存在を心の中に抱えています。
あの頃の私へ
大人になって、家族がそれぞれ別々の場所で生活するようになるなんて、当時の私には全く想像しておらず、
小さい頃の私が今の家族の姿を見たら、きっと驚くことでしょう。
「家族がバラバラになっているなんてどうして?」と、不安に思うかもしれません。
でも、同時に「でも心配しないで」と伝えたい。
たとえ物理的に離れて暮らしていても、心の中で繋がっていれば、それもまたひとつの家族の形です。
それぞれの生活があって、それぞれの選択を尊重し合える関係でいられることが、家族にとって本当に大切なことだと感じています。
もしかすると、未来にはさらに予想もしなかった出来事が待っているかもしれません。
私の生活がさらに変わる可能性もありますし、父の赴任先が海外になってしまったり、兄が結婚して地方移住するかもしれないし、家族の距離がもっと広がることもあるかもしれません。
でも、どんな未来が訪れようとも、互いを大切に思い合っているはずです。
だから、もしも過去の自分に何か伝えることができるなら、「未来の家族の形は今とは違うかもしれないけれど、心配しないで」と伝えたい。そして、「家族はどんな形であっても、変わらず大切な存在だよ」と、あの頃の私を安心させてあげたいですね!
みなさんの作品を拝読して
すでに4000件を超える投稿が集まっていて、編集部一同喜んでおります。
ご応募ありがとうございます。
みなさんの投稿を拝読していると、 様々な“想像していなかった未来”があると気づかされます。
・憧れてたアイドルと共演できたこと
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・noteで記事を書いていることが「想像しなかった未来」だということ
憧れていたものやキャリアの方向性が変化した“想像していなかった未来”から、たくさんの葛藤や苦戦もあった“想像していなかった未来”まで、さまざまなエピソードが集まっています。
みなさんのこの先の未来を前向きに捉えているお気持ちに、元気と勇気をいただきながら拝読しています。
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#想像していなかった未来 は引き続き、11月27日(水)まで投稿を募集しております。
ぜひ皆さんのエピソードを拝読できるのを楽しみにしています。