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一次産業を誰もがチャレンジしやすい業界へ!『マイナビ農林水産ジョブアス』の新CMに込められた想い

私たちの食生活や住まいにかかわる農業、林業、水産業。総じて一次産業と呼ぶこれらの業種ですが、就業している人が年々減っているのはご存じでしょうか。総務省の調査によると、日本の就労者割合は全体で2.2%(※)と、人手不足が深刻化しています。
※総務省「労働力調査」
 
マイナビは、就労者の減少が進む農林水産業の分野において関連人口の創出を目標に、『マイナビ農林水産ジョブアス』を2021年にオープン。
都心部で農林水産業以外に従事している就労者や、業界未経験者に向けて、一次産業に関わる求人情報や転職ノウハウを発信しています。
 
先日7月には、『マイナビ農林水産ジョブアス』の新CMを初リリース。
CMソングには、レミオロメン時代に 「粉雪」「3月9日」など数多くの楽曲を生み出し、現在はソロ活動中の藤巻亮太さんが作曲したオリジナル楽曲を起用しています。
 
『マイナビ農林水産ジョブアス』では初となるCM制作の裏側や、サービスに込めた想いを担当者にインタビューしました。

【プロフィール】
地域活性CSV事業 農林水産ジョブアス事業統括部 企画・開発課 課長 名越 悠佳(なこし・ゆか)
大学卒業後、大学の教授秘書を経て、2010年より大手情報誌の制作部でディレクター業務を担当。2014年に株式会社マイナビへ中途入社。アルバイト情報事業本部に配属後、求人広告物の制作を担当し、2019年に農業活性事業部(現・地域活性CSV)へ異動。総合農業情報サイト『マイナビ農業』の取材・撮影・ライティングなどの制作業務の他、サービス企画・運営、新規サービスの企画開発、自治体イベントの運営、など幅広く経験。
現在は、『マイナビ農林水産ジョブアス』の企画・開発、プロモーションを担当。

一次産業に全く関わりのなかった人との架け橋となれるサービスにしたい

農林水産業は、昔から家族で経営している人や、農業高校・大学校、水産学部などで専門的な教育をうけた人がなるというイメージが根強いため、多くの人は農林水産業が自分とは別の世界のことと捉えている方が多いかと思います。たしかに20代の前半から従事している人は、専門の学校を卒業している人も多いのですが、現在、農林水産業は多くの人に開かれている業界となっており、何歳からでもチャレンジしやすい状況となりつつあります。就農する際の研修や公的な補助も充実し、魅力的な移住サポートを行う自治体が増えています。『マイナビ農林水産ジョブアス』では、これまで農林水産業と関わりがない方の人生の選択肢に、農林水産を加えるきっかけを生み出す場を目指しています。
 
ちなみに『マイナビ農林水産ジョブアス』という名前に決めるときも、色々悩みに悩んで、「マイナビ=働くサポート」というイメージを残しつつ、農業関連以外の人にも親しみやすいサービス名にしたいと思い、“自然(=地球)と関わるお仕事ぜんぶ”という意味で「Jobs on the earth」という音から連想し『マイナビ農林水産ジョブアス』というサービス名になりました。
都会からU・I・Jターンする人や、環境を変えてみたい人が気軽に訪れるようなサイトになるといいなと思います。

CMのコンセプトは「いま、農林水産“業”って最高だ」。それぞれが感じる“最高の瞬間”を表現

今回の新CMでは主に、これまで『マイナビ農業』で取材させていただいた、実際に一次産業へ転職した方々に出演いただきました。北海道・東北を舞台に就農者のリアルな映像を撮影し、それぞれが感じる“最高の瞬間”を表現してもらうことで、「自然」「家族」「生き物」など農林水産業ならではの魅力を表現したいと思いました。サービスを提供する側として、農林水産業を圧倒的に肯定する意味を込めて、CM最後には「いま、農林水産って最高だ。」というメッセージを打ち出しています。

また、CM曲にはミュージシャン・藤巻亮太さんによる書き下ろし楽曲を起用しています。実家が農業を営んでいることから、かねてより日本の農業や自然環境にも関心が深い藤巻さんに「いま、農林水産業って最高だ。」というCMコンセプトをお伝えしたところ、共感いただき、今回の楽曲提供が実現しました。

自然が相手の撮影現場。ギリギリの判断も

6月下旬から7月上旬の限られた時間で、北海道・東北を周ってCMを撮影をするスケジュールでしたが、自然が相手なので天候の調整が心配でした。雨、曇り予報が続いていたので、前日まで取材場所の調整が発生しました。

今回は、実際に働いている場所にお邪魔して、少ない空き時間や休憩時間に撮影させていただきました。撮影・制作クルーも早朝の漁港や山の中など、まさに一次産業の現場を体験できる撮影現場で、本当に撮影にご協力いただきましたみなさんには感謝しています。

何でも買える便利な世の中、本当は当たり前じゃない

生きていくために欠かせない食べ物ですが、日本にはありあまるほどあって、農林水産業の恩恵を苦労せず得られる現状が当たり前になっていると感じます。しかし、農林水産の従事者は年々減少し続け、自然環境も変わりゆく中で今の生産フローがいつまでも維持できるわけではない。「輸入に頼って欲しい時に買う」という便利さは難しい場面もある、と言うことを昨今の社会情勢を機に感じている方も多いのではないでしょうか。
便利さ、そして豊かさ、その土台には農林水産業があって生活に欠かせない。海外に行くと感じることですが、日本の果物は甘くておいしく、野菜の品質も高いです。日本の農林水産業を絶やさず受け継ぎ、次世代につないでいく。そのことにコミットすべく、『マイナビ農林水産ジョブアス』で、一次産業への転職を活性化したいと思っています。

日本の農林水産業のハードルが低くなること

コロナ禍をきっかけに働き方の変化もあり、いろいろな経歴の方が農林水産業の世界に足を踏み入れています。エンジニアや公務員、そして最近では、マイナビ社内の同僚が酪農家になるため、地域おこし協力隊として転職していきました。就農を推進する業務に関わっているうちに、自分自身が新規就農者として酪農を始めたくなってしまったそうで、まさにこうした異業種からの流入が増えることこそが、私たちの目指しているものです。
 
私は、祖父母が酪農を営んでいたことから、現場のイメージは分かっているつもりです。一般の方々にとって農業や酪農は、テレビドラマや天災時のニュースでのイメージもあってか、やはり大変で生活もきつい、というイメージがまだ根強いと思いますが、実際は全然異なるケースが多いんですよ。農家さんの自宅にお邪魔したら素敵な北欧風の自宅に壁一面のテレビがかかってることなど珍しくないし、会社員よりも収入が高くなった新規就農者さんもたくさんいる。日没後は外で仕事ができないので、残業もないですしね(笑)
こうした、若い人が希望を持てるような農林水産の良い魅力を発信しイメージを変えることで、この業界をより盛り上げていきたいと思っています。

※2022年10月21日時点の情報となります。


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