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研修を、もっと面白く!月間50本もの新入社員研修を支える「原動力」とは

内定が決まった時、入社した時、役職が変わったとき……。キャリアの節目や、新たなスキルを身につけたいときに受講する「社員研修」。実際の業務で必要になるスキルや知識を座学で身につけることができる、いわばOFF-JTの基本です。

実は、私たちマイナビも社員研修サービス『マイナビ研修サービス』をご提供しています。

なかでも、多くの方にご参加いただいているのが「公開型研修」です。公開型研修のこれまでの総受講者数は、なんと23,000人以上。総参加企業数は13,000社以上にのぼります。

公開型研修とは、1社1名からご参加いただけるオープン型の研修。新入社員から管理職までの階層別研修をはじめ、説明会プレゼンテーション研修、面接官研修など、採用に特化した研修まで、さまざまなプログラムがあります。

全国各地で開催しているほか、最近ではオンラインでの実施が増加しています。その数、合計で年間なんと100本以上。特に4月は繁忙期で、新入社員向けの研修を1カ月で50本以上(!)も開催しています。

今回お話を伺ったのは、この公開型研修の運営を一手に引き受けるチームを率いる山本 祥馬さんです。

ハードスケジュールの中でも高いクオリティを実現し続ける、その秘訣とは?そして、この研修というサービスにかける想いとは?じっくりとお話を伺いました。

プロフィール

株式会社マイナビ 教育研修事業部 商品開発運営部 企画運営1課 課長 山本 祥馬
テレビ番組の制作会社や研修会社等を経て、2018年マイナビ入社。研修プログラム開発に従事した後、現在は公開型研修の企画、運営、申込管理などを一手に引き受ける部署で課長職を務める。課員のマネジメントのほか、業務効率化にも注力中。

研修の全てを支える、縁の下の力持ち

私たちが提供しているマイナビ研修サービスの特長は、40年以上も求職者の就職活動、企業の採用活動双方を支援してきた実績を活かしていることです。

毎年独自に実施している内定者や新入社員への意識調査のほか、企業の人事ご担当者様からの声をもとに、プログラムを毎年アップデート。双方にとって有意義なものになるよう、ブラッシュアップを続けています。

マイナビ研修サービス サービスサイトより

そんなマイナビ研修サービスのうち、私が主に携わっているのが公開型研修の運営です。公開型研修は、1社1名から参加していただける、オープン型の研修です。

そのなかでも、新入社員向け研修はまさに今、4月が実施のピーク。企業独自の研修が始まるまでの間、ビジネスマナーや、仕事の進め方の基本を教えてほしいといった形で、人事担当者様からご依頼をいただくことが多いです。

私たちのチームは、まず、いつ・どこで・どんなプログラムを実施するかというスケジュールの検討・決定から、会場や講師の手配、当日の運営まで、すべてを担っています

スケジュールに関して言うと、新入社員向け研修は、その特質上、4月中にほとんど全てを実施します。約50本を1カ月でやりきるので、特に3月から4月にかけてはチーム一同、本当に忙しいです。

今はオンライン研修が多く、オンライン研修が20本、集合型研修が30本くらい。リアル研修は首都圏に加え、全国12都市で実施しています。

日程が決まったら会場や講師の手配、そしてその情報を申込管理システムに入力していきます。一つでもミスがあると、予定通りに研修が実施できなくなったり、お客さまにご迷惑がかかってしまうので、なかなか気が抜けない仕事です。

研修当日は、会場で講師を迎え入れるところから撤収まで立ち合い、無事に研修が行われるかを見届けています。

オンラインの場合は、専用の防音スタジオで照明や音声の調整・確認を行い、オンラインセミナーツールを立ち上げ、テストを行ってから、本番開始。本番中は画面や音声の切り替え作業等を行っています。

自分自身も昔は「研修って意味あるの?」と思っていた


今では研修に携わる仕事をしていますが、実は私自身、もともと研修は好きではなかったんです。長いし、つまらないと思っていました(笑)。

そんな研修に対するネガティブなイメージが一転したのが、前職の研修会社での経験でした。

当時、私は営業職だったんですが、売上成績が伸びないことに悩んでいました。その原因を自分なりに考えてみたところ、「ヒアリングが不十分なのかも」と思い至ったんです。

表面的な課題しか拾うことができず、お客さまが本当に困っていることや、その原因にまで到達することができていなかった。だから、お客さまが納得する提案ができていないのでは、と。

この問題解決に少しでも役立てば、と受講したのが「ロジカルシンキング研修」でした。

ロジカルシンキングとは、考え方に筋道が立っていて、内容が明瞭で矛盾なく相手に伝えるために必要な思考法のこと。

これを学ぶことで、お客さまの話される悩みをそのまま受け取るのではなく、「なぜそのことに悩んでいるんだろう?」と、より深く疑問を抱くことができるようになりました。こうして問題を深堀りすることで、核心に至ることができるようになったんです。

さらに、提案書もよりロジカルに説得力あるものを作ることができるようになり、営業成績をぐっと伸ばすことができました。

うれしさや達成感を覚えたと同時に、「研修で、こんなに成長できるものなんだ」と驚きましたね。

もっと面白くてためになる研修を

公開型研修の運営を担う、商品開発運営部 企画運営1課のみなさん

この経験がきっかけで、もっとためになる、面白い研修を受けてもらえる機会を少しでも多く作りたいと思うようになりました。

私たちの商品開発運営部では、新人研修がひと段落する5月から次年度のプログラム作成に向けた振り返りを始めます。その際、現場で運営してきた立場から、改善してほしい点は積極的に伝えるようにしていますね。

特に、集合型研修でうまくいっていた条件が、オンライン研修だとうまくいかないことがあります。例えば、グループワークの人数が多すぎたり、時間が短すぎたりして全員が発言できなかったり……。そういった点を調整して、受講者全員にとって有意義な研修になるよう働きかけるのも、私たちの重要な役目だと思っています。

公開研修には、「1社1名から気軽に参加できる」という特徴があります。マイナビの研修に参加いただいた少しでも多くの方に、「研修っていいな」「マイナビ研修サービスの研修って面白いな」「タメになるな」と言ってもらえたら嬉しいですし、そこから「部下にもマイナビの研修を進めてみよう」「社内で行う研修をマイナビに相談してみよう」といった、次につながるようなきっかけをつくれると良いなと思っています。

また、前述の通り会場・講師手配やシステムへの入力といった事務作業が多く発生します。人力だけだとどうしてもミスが発生してしまうため、業務改善ツールを導入するなどして、そこの手間の削減ができるよう、工夫しています。

事務作業を楽にして、その分メンバーが研修内容をより充実させる方に注力できるようにしていきたいですね。

新入社員のみなさんへ

最後に、新入社員研修を受けるみなさんに、メッセージをお伝えできればと思います。

まずは、ご入社おめでとうございます!そして、これから様々な研修を受けたり、業務を学んでいくと思います。特に研修では、「こんなこと学んで意味あるの?」と思うことも出てくるかもしれません。私もそうだったので(笑)。

でも実際に働いてみると、研修で学ぶことは社会人として基礎中の基礎だということがわかると思います。なので、ぜひしっかりメモをとったり、グループワークでは積極的にコミュニケーションをとってみてください。

また、マイナビの新入社員研修では、リフレクションブックというものをご用意しています。これは研修が終わった後に使うもので、行動計画表通りに実行できているかどうかや、ちょっとしたビジネスマナーのポイントなどを復習できるようになっています。

マイナビ研修サービスが新入社員研修でお渡しするリフレクションブック

受講して終わり、ではなく、ふと思い出したときにパラパラとめくって、振り返ってみてもらえると、きっと新たな気づきが得られますよ。

これからの社会人生活が充実したものになるよう、応援しています!


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