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企業と退職者の切れないつながり。お互いに応援したい気持ちがつくり出した『YELLoop』

クリエイティブの力で企業と人とを結び付け、それぞれが成長する機会をつくりだすマイナビ社員を紹介する「『きっかけ』をデザインするひと」

第6回目に登場するのは、前回に引き続き、アルムナイ(退職者)とつながるきっかけをつくる新サービス『YELLoop』の立ち上げに携わった新領域開発室BusinessCreation部 部長の松井徹哉(まつい・てつや)。そして、まさにマイナビのアルムナイとして松井と共に『YELLoop』のコンセプトメイキングやデザインを行った、デザインユニット“さるいのデザイン”のアートディレクター・坂口義昭(さかぐち・よしあき)さん。

企業を退職した人を意味するアルムナイ。欧米の企業では、アルムナイを貴重な人的資本とみなして、退職後もつながりを持ち続け、いずれ再雇用や、あるいは社外のパートナーとして一緒に仕事をしてもらうなど、“アルムナイ”の活用は一般的になっています。ただ、残念ながら日本ではまだそこまでアルムナイの活用は進んでいません

そこで生まれたのがアルムナイ活用をサポートする『YELLoop』。「退職者」「OB・OG」などのアルムナイと企業をクローズドのSNS機能でつなぎ、新しい関係づくりを支援するコミュニティサービスです。弊社・松井と共にこのサービスの立ち上げに加わったのは、マイナビのアルムナイ・坂口さんです。このプロジェクトの開発ストーリーをお伝えするとともに、アルムナイと一緒に仕事をするというのはどういうことなのか、本音と共にご紹介します。

前回の記事はこちらからご覧ください。

新領域開発室BusinessCreation部 部長
松井徹哉(まつい・てつや)
<写真右>
2013年中途入社。就職情報事業本部を経て、2016年より事業企画部門へ異動し、新卒採用領域サービスの開発に従事。2021年4月に同部門内に新規事業開発部門を立ち上げ、第1号案件として『YELLoop』の開発をスタート。2022年7月に単独事業室化し、『YELLoop』の成長とともに新たな事業開発もミッションとしている。

さるいのデザイン アートディレクター兼グラフィックデザイナー
坂口義昭(さかぐち・よしあき)
<写真左>
マイナビのアルムナイ。2012年から2018年までマイナビに在籍し、2019年からデザイン事務所 さるいのデザインを設立。マイナビ時代は就職情報事業本部の制作部門で新卒採用広報物の制作ディレクターを担当。さるいのデザインではアートディレクター兼グラフィックデザイナーとして様々なデザインを手掛けている。現在もアルムナイとして様々な事業部とプロジェクトを進行中。

辞めたからこそ気づけることがある

松井徹哉(以下、松井):今日はよろしくお願いします。あ、坂口さんは『YELLoop』のロゴ入りパーカーを着てくださったんですね。そうじゃないかと思ったので(笑)、僕はTシャツにしました。今度、また新しいアイテム作る予定があるので、打ち合わせしましょう。

坂口義昭(以下、坂口):今ではこんな風に気の置けない会話が普通ですけど、僕がマイナビにいた頃(2012年8月~2018年5月)って、松井さんとお仕事でご一緒する機会はあまりなかったですよね?当時、僕は制作を担当してたんですが、「こういうのできる?」って相談を受けたり、お客様の打ち合わせに同行するぐらいだったように思います。

松井:でも、当時から坂口さんって、「話が早い」という印象でしたよ。僕の同僚と一緒にやっていたのを覚えていますが、「はいはい」って淡々と言いながらポンポン仕事を進めてる感じ(笑)。ポンポンやりながら確実にコンセプトを打ち出した成果物をあげているので、クライアントの要望にしっかり応えてくれる人なんだなとは思ってました。

だから今回、『YELLoop』を立ち上げるときに、Mission・Vision・Valueといったサービスのコンセプト作りからサービス名、そこから派生してロゴマークやWebの制作、プロモーションツール(パンフレット、Tシャツなど)を作ったりするのに、坂口さんに是非一緒にやってもらいたいと思ったんですよね。マイナビ在籍時の仕事を見ていて、確実な仕事ができる人だと知っていたし、コンセプトメイクができる人だなってわかっていたから。

坂口:正直嬉しかったですよ。声をかけていただいたのは。古巣の仕事をするのに抵抗はないのかって訊く人もいるんですけれど、僕は全くなかったですね。むしろ、マイナビを辞めて5年ぐらい経ちますが、いろいろな仕事をする中で、気づきも多かったんですよ

外に出たからこそ見えるマイナビの良さだとか、可能性がたくさんあることを知って、求人広告などの媒体だけではなく、他のサービスがもっと注目されるようにお手伝いをしたいな、一緒に何かやれるといいな、と思っていました。そんなときに松井さんからお話があって。

コロナになって新しい働き方やビジネスもどんどん生まれているし、僕のようなアルムナイもちょうど注目を浴びるようになって、『YELLoop』で実現したい「退職者と企業をつなげる」ということは、僕自身も興味がありました。

違うことは違うと言い、諦めずに取り組める信頼関係


松井:そう言ってもらえると、僕も嬉しいですね。退職してからその企業の良さや可能性が分かってビジネスでつながるなんて、まさに『YELLoop』じゃないですか(笑)。

なんて今では言えますが、『YELLoop』のコンセプト作りやサービス名を決定するまでは結構大変だったんですよね。今、日本の社会にない価値観を提唱するということだから。企業とアルムナイがつながることをヒントに、“リンク”とか“ネット”とか、そういう言葉はすぐに出てくるんですが、なんかピンとくるものがなくて。

坂口さんも、アルムナイとして「マイナビという会社」をよく知っているからこそ、僕がピンと来てないっていうのがわかるんですよね。だから、諦めずにどんどんアイデアを出し続けてくれました。

この「ああでもない」「こうでもない」っていうブレインストーミングって、サービスの立ち上げにはすごく重要で、もしかしたら他の会社なら、途中で諦めちゃったんじゃないかなって思うんですよ。でも、アルムナイの坂口さんは諦めなかった。

坂口:サービス名が決まるまでは長旅でしたね。アルムナイをどのように表現するか。企業とアルムナイの関係性がどちらにとってもメリットに、プラスになるように表現するにはどうしたらいいか。そう考えていったときに、“応援(エール)”っていう言葉が出てきたんですよね。

僕はマイナビを辞めても会社を応援したい気持ちはあったし、企業も辞めた人たちを後押しする応援の姿勢があってもいいんじゃないかと。それで、エール(応援:Yell)にループ(循環:Loop)を足して『YELLoop』になりました。一緒にプロジェクトに参加しているコピーライターが関西人で、彼は「ええ(良い)ループ」って言ってましたけど(笑)。

松井:坂口さんは、何か提案するときは意図をきちんと説明してくれるし、こちらも違うなと思ったときに言いやすいです。

僕は、坂口さんのようなアルムナイの方にお願いしたい案件について話すとき、マイナビの社風など理解しておいてほしい前提に関して、もしかすると無意識に省いてしまっているのかもしれません。僕の部署の置かれている状況、役割についても、マイナビに在籍していたからこそ、少しの説明で分かってもらえるのは嬉しいです。

中でも坂口さんは、僕のチームの立ち位置がわかっているし、僕のこだわりがわかっているからかもしれないですけど。何か持ちかけると期待を超えてきてくれるんですよね。

坂口:松井さんはたとえばですけど、スパイシーなカレーが食べたいとか、こだわりのナポリタンが食べたいとかオーダーが明確なので、僕も余計なことを考える必要がなくて、デザインに集中しやすいんです。

出したものにはちゃんとリアクションしてくれるし、ダメって言われるのも、僕は一種の褒め言葉だと思っているので、はっきり言われるのは気持ちいいぐらいです(笑)。

アルムナイの関係性・つながりは大きな支えになる


坂口さんと作り上げた『YELLoop』のパンフレットとノベルティ

松井:僕は、坂口さんに『YELLoop』の立ち上げを一緒にやってもらって本当に良かったと思っているんです。

正直言うと、アルムナイのサービスを立ち上げるのにアルムナイと一緒に仕事すること自体がプロモーション的にもいいなという下心もあったんですけど(笑)、それ以上でした。結構いろいろやりとりしましたよね?話していると僕自身考えが整理されてくる。こういうことにこだわっていたんだということが見えてくるんですよね。こう言えばわかってくれるだろうという、信頼関係が築けたような気がします。

坂口:僕は、転職して3社目の会社がマイナビだったんです。新卒でソフトウェア会社に入り、デザインがやりたくて1社目を辞めて専門学校に行って、デザイン事務所に転職し、そこを辞めてマイナビに入りました。2019年に独立してから、1社目のソフトウェア会社のOBから仕事をもらいましたし、2社目のデザイン事務所ともいまだにつながりがあって、さっき言った関西出身のコピーライターは実は当時の同僚でした。

こういうアルムナイの関係性とか、OB・OG同士のつながりって、自身を支えてくれることが多いと思うんです。自分が過去所属していた会社での時間や経験は活かさないともったいないですよね。決して悪い思い出ばかりじゃないはずだし、古巣に関わることをみんながチャンスとして捉えることができるといいなと思います。

松井:良い言葉をありがとうございます。『YELLoop』を通じて、坂口さんが言ってくれたような、「退職者と企業がつながること」で新たな機会を創出していくことを、当たり前にしていきたいですね。『YELLoop』はこれからも進化しますから、坂口さんには手伝っていただくこともまだまだあります。これからもよろしくお願いします。

写真:小黒冴夏

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