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現場のリアルを知るからこそ、引き出せる企業の魅力。地域の新たな雇用創出のために必要なこと

クリエイティブの力で企業と人とを結び付け、それぞれが成長する機会をつくりだすマイナビ社員を紹介する「『きっかけ』をデザインするひと」。第4回となる今回ご紹介するのは、マイナビ転職/求人広告制作ディレクターのK・Hです。

『マイナビ転職』では、20代・30代の若手を中心とした全国の方々に向けて、大都市圏から地方都市まで幅広い求人情報を多数掲載しています。
様々な求人情報をお届けする裏側には、求人広告やWebサイト、パンフレットなどを作成する全国約100名の制作ディレクターの存在があります。

マイナビの制作ディレクターたちは、年に1回、地域・ブロックごとに1年間の中で携わった求人広告から1つ選出し、クリエイティブのポイントやこだわった点などを社内にプレゼンし、成果を振り返る場を設けています。

その社内プレゼンを経て選出された求人広告が、今回公益社団法人全国求人情報協会が開催する「求人広告賞」で「求人広告賞2021 求人サイト部門」に受賞されました!

今回の受賞背景とクリエイティブへ向き合う姿勢について、マイナビ転職/求人広告制作ディレクターのK・Hにお話しを伺いました。

プロフィール

K・H
株式会社マイナビ 転職情報事業本部 中四国制作部 四国制作課 課長
前職はシステムエンジニアで、2012年に中途でマイナビに中途入社。
大阪支社の教育広報事業部(現:未来応援事業)に配属後、翌年に大阪支社の転職事業本部に制作ディレクターとして異動。現在は香川県で求人広告のディレクションを担当している。

人材採用が非常に難しい地域。だからこそ多角的な採用を

私が担当し、「求人広告賞2021 求人サイト部門」に表彰をいただいた、有限会社ヤマウ水産様は、愛媛県の南西部(南予地域)に位置し、一次産業である養殖業(タイ・ハマチ・カンパチ・シマアジ・スズキなど)を営んでいます。このエリアは一部を除いて平野には恵まれておらず、山を越えないと隣町に出られないと言われるほどのローカルな地域。そのため四国全体で見ても、人材採用が非常に難しい地域の一つです。 

無料の求人だけでは採用がうまくいかなかったことが、マイナビ転職でお手伝いさせていただいたきっかけの一つでした。 そこで、当社の求人情報だけでは伝わらない、企業が持つ本当の魅力を多くの人に知ってもらう必要があるとご提案。養殖の様子や若手社員が働いている風景等のビジュアルが見れるWebポスターを制作しました。また、求人媒体への掲載だけでなく、企業HPや動画なども含めてマイナビ転職で制作を行うなど、様々なクリエイティブを駆使し、求人に紐づく導線を多数用いた、多角的な採用を行う流れとなりました。

現場を見る、知るからこそできる、リアルな求人作成

日本の水産業は、世界でもトップクラスの水揚げ量を誇っており、日本は古くから漁業が盛んな国として知られています。一方で漁業就業者は年々減少しており少子高齢化や過疎化などを背景に人手不足が進んでいるのが実情です。 その理由としては、一次産業特有の気候や環境の変化による「労働環境の厳しさ」などがあります。 また、一人前になるまでに 時間を要するケースが多いことも、厳しいイメージを強くしている要因とも考えられます。 
ですが、実際船に乗って仕事風景やいけす撮影などの取材を通して、“厳しさ”以上に“手ごたえ”や“やりがい”のある仕事だと感じたのも事実でした。

例えば仕事内容の一つである「魚へのエサやり、エサ作り」は、取材を行うまでは具体的な仕事風景が思い浮かばず、どんな魅力があるか見当がつきませんでした。ところが、実際現場に足を運んで見てみるとこれが面白い!「魚へのエサやり、エサ作り」は単純に決まった時間にエサをあげるのではなく、魚の動きやエサの食いつき具合を見て、エサの配合する内容を変えているとのこと。
エサやりを担当する方にお話を聞くと「大きく成長した魚を見ると嬉しい」とおっしゃっていて、育てる楽しさが味わえる仕事だと実感しました。

そして若手がイキイキと、ときには切磋琢磨して働く姿にも感動を覚えました。「これを何とか写真と文章でリアルに動きがある感じに伝えたい」 「企業が伝えきれていなかった情報を、求人を通して伝えたい」と思いました。

現地で取材を行ったからこそ出てきた感情ですね。「大物に育てます。魚も。あなたも。」のキャッチコピーも取材をしていなければ、生まれてこなかったかもしれません。

難しい求人ほど、どれだけ魅力を発掘できるか

私は現場のリアルを知れば知るほど、求人の魅力はアップすると考えています。そのために、現場取材は欠かすことができません。情報だけで求人作りはできますが、隠れている強みや魅力を見つけることには限界があります。難しいと言われる求人であれば、それはなおさらです。

今回の求人は、取材を行ったからこそ成功できたと感じています。それに取材中、社員のみなさんの協力的な姿勢にも助けられました。仕事風景の写真撮影などにも快く対応していただき、求人としての魅力がさらに高まったと言えます。

その結果、「従業員の働いている姿が魅力的だった」「仕事内容に興味を持った」「大学で水産系を学んでいて興味を持った」など、多くの方からのご応募に繋がりました。養殖の面白さ、会社の魅力についてきちんとアピールできたことが、今回の採用成功に繋がったと思います。

地域の新たな雇用を作り出すために

求人広告は、仕事内容や待遇、会社の規模や勤務地など、条件だけを記載すれば良いものではありません。また、採用のために応募を集めることは重要ですが、単純に求職者の意欲を醸成し、ただ人を集めれば良いというわけでもなく、求職者と企業側のミスマッチを無くすことが不可欠です。

人口減少社会における一次産業の仕事は、人手不足が加速していくと言われています。何が求職者にとって、企業にとっても最適な広告なのか、今も答えが見つかっておらず、日々模索をしています。

そのようなタイミングで、モデルケースともいうべき求人広告制作をお手伝いすることができ、求人の重要性と広告作成の意義を改めて実感できたよい機会となりました。
今後も地域の新たな雇用をつくっていくという気持ちで求人に向き合っていきたいと考えています。


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