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LGBTQ+の理解を広げるための新プロジェクトとは?あたりまえにすべての人の結婚が祝福される社会を目指す、マイナビウエディングの想いに迫ります!

「すべてのカップルにふたりらしいウエディングを届けたい」
そんな想いを持って運営している結婚情報サイト『マイナビウエディング』では、2023年11月22日(いいふうふの日)にLGBTQ+カップルのための新しいプロジェクトをスタートさせました。

ウエディング業界においてLGBTQ+への理解を広げていくためのプロジェクト「OVER THE RAINBOW WEDDING~幸せのカタチをもっとカラフルに~」。

このプロジェクトを通して、業界におけるLGBTQ+フレンドリーな企業を増やし、すべてのカップルが“結婚式”という選択を当たり前にできる環境を作っていきたいと思っています。

今回は、プロジェクト発足の背景やそこににかける想い、『マイナビウエディング』が目指す先について担当者にインタビューしました。

【プロフィール】
平田 美和(ひらた・みわ)

2007年よりウエディング業界に従事し、2014年に株式会社マイナビに入社。『マイナビウエディング』のコンテンツマーケティング、プロモーション担当を経て、2021年5月に編集部部長に着任。固定観念にとらわれず、カスタマーが求める有益な情報を届けられるメディアづくりを目指す。


すべてのカップルがふたりらしいウエディングを実現するために

以前から私たちは、『マイナビウエディングサロン』を通してLGBTQ+のカップルの方々の結婚式場探しをサポートしています。

2015年よりサロンスタッフが業界でも初となる「LGBTウエディングコンシェルジュ研修」を受講し、カップルのみなさまに安心してご相談いただける環境づくりを目指してきました。

また、多様なウエディングのカタチをサービスのCMにも反映させることで、「すべてのカップルが結婚式を選択できる」‥そんなメッセージを発信しています。

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【参考】
マイナビウエディングCM 世界にひとつだけの愛のために。篇 15秒

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まだ日本では同性婚は認められていませんが、「結婚式」は法律に縛られるものではないので、誰にでも選択の権利があります。

しかしウエディング業界は昔から“婚姻を結ぶ男女”を対象としてきた文化があり、なかなかLGBTQ+の方々へ向けたサービスやプランの展開が進んでいません。

実際に結婚式をされたLGBTQ+カップルの方々へお話を聞くと、自身の体験を振り返ってこのようなお声がありました。

「性的マイノリティを理由に断られても仕方ないと思っていた」
「顔も名前も知らない人にカミングアウトすることには勇気がいる人もいると思った」

式場やブライダルジュエリーを探すこと自体に、最初はハードルを感じられることも少なくないようです。

そういった声を聞く中で、すべてのカップルが安心して様々な選択をできる環境をつくるためには、自分たちだけではなく業界全体を変えていく必要がある、そう強く思いました。

そのために、本プロジェクトを通して「LGBTQ+フレンドリー」な企業を増やしていくことで、カップルの方々が結婚式を挙げるという選択をもっと当たり前にとれる環境を整えていきたいと考えたんです。

“LGBTQ+フレンドリー”の最初の一歩をサポートしたい

8月にウエディング業界向けセミナー「LGBTQ~正しい知識をアップデートして、自社のサービスを考える~​」を実施しました。その際に式場やウエディング関連企業の担当者のみなさまに“LGBTQ+カップルの方々への対応について知りたいこと、困っていること”をアンケートで質問したところ、“初歩的なことをまずは知りたい”というお声がとても多かったです。

前例がない中で、LGBTQ+のみなさまを受け入れたくても、「言われて嫌なことは何なのか?」「配慮してほしいことはあるのか?」など、聞く相手がいないので知る手段がないとのこと。

セミナーには、結婚式を挙げたLGBTQ+カップルの方にも登壇いただき、業界のみなさまからの疑問に答えてもらいました。

“LGBTQ+フレンドリーな接客”と聞くと、難しく聞こえるかもしれませんが、意外と簡単に取り入れられることも多いんです。

たとえば、式場見学に行くと最初に記入を求められるアンケート。
記名欄が「新郎/新婦」となっていたり、「入籍日」という項目があったりもします。
LGBTQ+の方々にとっては、どれも記入に困る内容です。

こういった異性カップルを前提としたフォーマットについて、見直しを検討していただくだけでも、“LGBTQ+フレンドリー”な接客の第一歩なんだと思います。

私たちはプロジェクトを通して、ウエディング業界が“LGBTQ+フレンドリーへ踏み出すはじめの一歩をサポートするきっかけをつくれたらと思っています。

カップル・業界それぞれにとって価値ある情報発信を

プロジェクトの具体的な取り組みについてお話します。

まずは、特設ページを開設し、本プロジェクトに賛同いただいているLGBTQ+フレンドリーな結婚式場・ジュエリーブランドをエリアごとに検索できるようにしました。
今まではこういった情報が集まっているサイトはなかったと思うので、これから結婚式や指輪購入を検討しているカップルの方々の参考にしていただけるととても嬉しいですね。

特設サイト『OVER THE RAINBOW WEDDING~幸せのカタチをもっとカラフルに』

また、特設ページには式場やジュエリーブランドなどのウエディング関連企業へ向けた「LGBTQ+フレンドリーハンドブック」を公開しています。
スペシャルサポーターとしてLGBTQ+カップルの方々にもご協力いただき、LGBTQ+フレンドリーな接客のための心得や配慮すべき点などをまとめました。
先ほどお話したセミナーで業界の方々から挙がった疑問についても解決できる内容になるよう工夫しています。

「LGBTQ+フレンドリーハンドブック」一部抜粋
スペシャルサポーターのみなさま

今後は、業界向けの研修プログラムの開講なども予定しています。特設ページを通して業界・カップルのためになる情報を発信していきたいですね。

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特設ページ
「OVER THE RAINBOW WEDDING ~幸せの形をもっとカラフルに~」

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幸せのカタチはひとつじゃない、もっとカラフルであっていい

プロジェクト名には、「幸せのカタチはひとつじゃない、もっとカラフルであっていい。」そんな多様性を声高に叫ばずとも、お互いがリスペクトし合えることが普通になる社会、“虹”の彼方を見据えていきたいという想いを込めています。

この輪が広がり、すべての人の幸せの瞬間を応援するためには、業界全体の理解と協力が不可欠です。少しでも賛同いただける仲間が増えてほしいと、私たちはこのプロジェクトを進めています。
『マイナビウエディング』の想いや取り組みに少しでも多くの方に賛同いただき、最終的には本プロジェクトで作成した「LGBTQ+フレンドリーハンドブック」がなくても、あたりまえにすべての人の結婚が祝福される社会を目指していきたいです。

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