「学生の就職、キャリア形成をサポートしたい」そんな大学キャリアセンターを全力で応援する、マイナビキャリアサポートであり続けたい
こんにちは、マイナビnote編集部です。
就職活動をしていた人も、これからする人も、大学のキャリアセンターに行ったことはありますか?
私は就職活動をしていたとき、頻繁に通ってはESの添削をしてもらったり、面接の練習に付き合ってもらったりしていました。
そして、ESが上手く書けず、キャリアセンターのアドバイザーさんの前で号泣し、慰めてもらった記憶もあります。もう10年ほど前のことにはなりますが、あのとき慰めてくださったアドバイザーさん、ありがとうございました……。
そんな大学のキャリアセンターですが、学生の皆さんのキャリア支援をすべく様々な活動をされています。そして、実はマイナビもそんなキャリアセンターの活動を全力で応援しています。
本日は、マイナビのキャリアセンターへのサポートについて、マイナビ編集長・マイナビ副編集長にお話を伺います。
大学のキャリアセンターとは?
高橋:現在、卒業後は就職をする学生が大半です。もちろん進学したり、起業するような方もいらっしゃいますが、大学に入って学年を重ねていくと、おのずとその延長線上には「キャリア」であったり「就職」を考える日がきます。今は「人生100年時代」と言われていますが、大学を卒業してから50年近く職業人生を歩むにあたり、キャリアを人任せ・企業任せにするのではなく、自分がどのようなキャリアを歩むのかを自分自身で考えることが大切です。
社会情勢や企業の採用動向にあわせて、「どのような道に進むのか」というキャリア形成を学生が主体的に行えるように支援したり、就職活動支援を行っている場所が大学のキャリアセンターです。
谷口:キャリアセンターの具体的な業務内容として、キャリア支援講座や就職支援ガイダンスを実施したり、ESの添削や面接の練習も行ったりと、各大学で支援が充実しています。昨今は、就活生だけでなく低学年のうちからキャリアに関するイベントを企画したり、キャリア系授業を行う教員と連携されていたりと、非常に業務範囲も広くなっている印象ですね。
マイナビがキャリアセンターのサポートをするようになった理由
高橋:私がマイナビに入社した2002年頃は「キャリアセンター」という部署は大学にほとんどありませんでした。学生課や厚生課がその役割を担っていて、企業から送られてくる求人票をファイリングして保管したり、就職ガイダンスも今ほど多く開催されてはいませんでした。
マイナビは当時から、企業に対して求人情報の掲載や採用活動のサポートを行っていましたが、大学に対しても何かお手伝いができないかと考えたのです。
そこで、「キャリアサポート課」を立ち上げました。全国の大学キャリアセンターに対して、就職ガイダンスや模擬面接など、なかなか手が回らない就職支援のサポートを行うことにしました。
谷口:就職ガイダンスで大勢の学生の前で話すためのノウハウや、全国の企業や学生の最新動向などの情報を提供できると考えたのです。現在は学生向けの講演、適性検査などのアセスメント提供も行っています。
高橋:2002年当時、私もキャリアサポート課の初期メンバーとして様々な学校を訪問しました。そのときは全国で10人くらいしかメンバーがおらず、全国津々浦々を駆け回っていました。今は組織の規模も大きく拡大していて、すごい成長だとしみじみ思います。
どの学生も、就職活動は「はじめて」だから
高橋:私たちは毎年就職支援・キャリア支援を行っていますが、学生にとっては初めてのことです。さらに、直近ではコロナ禍により理想としていた大学生活も過ごせず、就職活動に入っていきます。このような不安を抱えた学生に、視野を拡げ、自分の可能性を信じてもらえるような支援が必要だと、大学側も考えています。
谷口:学校に行けない、思い描いていたキャンパスライフを実現できない。でも、自分のキャリアは考えないといけなくて、卒業のときは近づいている。だからこそ、キャリアセンターにいけば、自分のキャリアに関する欲しい情報がすべてそろっている……という状態だと嬉しいですよね。キャリア支援・就職支援に携わっている教職員の方々は、学生たちを社会へと送り出す大きな役割と責務を担っていらっしゃると、つくづく感じます。
「学生のことが大切で、だからこそ親身に熱心にサポートしたい」そんな大学の教職員を応援したくて
谷口:私が感じていたのは、熱心にキャリアセンターの業務に携わっている職員の方ほど、学生のことを大切にしていて、親身になっている人が多かった、ということですね。
面談予約をしていなくても、キャリアセンターに来た学生にざっくばらんに声をかける職員の方も多く、学生にとって話しやすい雰囲気作りを心掛けていることがよく伝わります。また、求人票が企業から送られてきたときに、担当者コメントを添えて掲示したり、メールを送ったり、求人票にPOPを作って貼っている方もいました。「この会社はこんな良い会社で、こんな人におススメだよ」といったように、資料を平置きにするだけでない、細やかな工夫だなぁと感動したことを覚えています。
谷口:でも、どうしても人的リソースは限られていて、大学規模にもよりますがたったの数人で全学生をサポートされているキャリアセンターもあります。「もっと学生への支援の幅を広げたい!」そんな熱い想いを持っているキャリアセンターをサポートしたいと思い続けてきました。
また、現在は学生のコロナ禍における不安感の払拭のために、対面とWEB両面でのサポートを充実させたい、先輩・後輩のタテの繋がりが少ない中で学年不問のキャリア講座を作りたい、などきめ細やかな支援を考えている大学が多いです。キャリアセンターの「これをやりたい!」というお声を丁寧に受け止め、マイナビが力をお貸しできることは全力でサポートし、共に学生を支援していく、そんな存在であり続けたいと思っています。
高橋:マイナビには全国にキャリアサポーターがいて、様々な大学の情報が入ってきます。また、昔から企業や学生に対し調査を行い、結果をレポートにまとめて就職市場の現状として発表しています。それらの情報を当社がハブとなって、様々な大学のキャリアセンターに情報提供し、これによりさらに厚いサポートに繋げることが使命だと感じています。
より良い情報を届けたい…!その想いがあったからたくさんの記事を執筆できた
高橋:全国の大学のキャリアサポートを行うほか、情報発信も積極的に行っていきたいと考えています。その一環として、大学のキャリア支援・就職支援に関する総合情報サイト『マイナビキャリアサポート』をリニューアルしました。
より良いキャリア支援・就職支援とは何か。答えのないその問いに対して、皆さまの学生支援のヒントとなるような情報を、いつでもお届けできるサイトを目指しています。
谷口:学生により良い支援を行いたいと思うほど、本当にこの支援が正しいのだろうか?と迷うこともあると思います。例えば「就職ガイダンスの年間計画を見直したい」 「エントリーシート対策や面接対策の支援は現状のもので十分なのか確認したい」。 このようなニーズに対し、ヒントとなるポイントを掲載しています。また、全国各地の大学を取材し、キャリア・就職支援ご担当の職員の方や、キャリア教育を行っている教員の方へのインタビュー記事を事例として掲載しています。
私は、サイト運営責任者のひとりとしてコンテンツ作成を行っていますが、リニューアル時の記事はほぼすべて、ライティングを担当しました。記事本数は30本以上にのぼり、毎朝少しずつ執筆を進め、全て掲載するまで3カ月間かかりました。
特に大変だった記事は、「キャリア支援基本」の支援方針についての記事。「キャリアセンターが目指す方向を考えるときは、教育理念や3ポリシーの確認から」「職員と教員が連携するためには何が大事なポイントか」など、教職員の気持ちになりきって書きました。それができたのも、やはり全国の大学で学生のために尽力する、キャリアセンター職員の皆さんのお役に立ちたいという想いがあったからこそだと思います。
また、全国各地の大学の好事例を紹介する記事も掲載しておりますが、インタビューするたびに感嘆しております。
様々な工夫をこらした取り組みは、全国のキャリアセンターそれぞれにあります。それをもっと情報共有できないか……という想いはずっとありました。素敵な取り組みを発信して、その情報をヒントに各大学がより良い支援を作り上げていく。そして学生のキャリアへの意識が高まっていく。そんな流れを作る一助を担えればと思っています。
ぜひ教職員の皆様にご覧いただきたいコンテンツとして強くおすすめいたします。
大学・学生支援を行ううえで大切にしていること・していきたいこと
高橋:大学のキャリアセンターやマイナビのキャリアサポートの取り組みについてお話してきましたが、最後に私たちが大切にしていることをお話できればと思います。
私は、「大学目線だけでなく、学生目線を忘れない」ことを心掛けています。
年々、学生を取り巻く環境は変化していきます。多くのキャリアセンターが行っているように、私たちも日々、学生の志向、ニーズ、ライフスタイルに合わせてマイナビのサービスを変化させ、よりフィットしたサービスを提供し続けていきます。
谷口:私は、教職員の皆さまからのお声を反映し、サービスを改善し続けたいという想いが強いです。「マイナビキャリアサポートのサイトに載っていたコラム記事が良かったので、印刷して部署内で回覧しました」というお声をいただいたときには、とても嬉しく思いました。そのようなお声を継続していただけるように、今後も皆さまからニーズや課題をお聞きして情報発信ができればと思います。
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