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一度は引退を決めたチアリーダーの活動……社会人2年目で新たな挑戦。採用担当とアメフトチーム専属チアリーダーの両立にかける想いとは?

育児・スポーツ・音楽・ダンス・推し活など…
働き方の多様化が進むいま、仕事と別の活動を両立して、自分のライフスタイルを確立している人も多いと思います。
連載企画『わたしの「#もうひとつのかお」』では、仕事以外の「かお」を持つマイナビ社員に、その活動にかける想いや、両立法について聞いていきます。

読者の皆さんにとって、ご自身のワークスタイルを考える“ヒント”になれば嬉しいです。

第6回は、マイナビの福岡支社で九州・沖縄エリアの採用担当をしながらアメリカンフットボールチーム専属のチアリーダーとしても活躍する、中村 真衣さんにインタビューしました。

「キャリアも好きなことも諦めず叶えることができると、私の人生を持って証明したい。」そう語る中村さんのこれまでのキャリア、そして仕事とチアの両立にかける想いとは?


人事統括本部 人材開発部 西日本新卒採用チーム 九州・沖縄採用課
中村 真衣(なかむら まい)


【経歴】

2019年、株式会社マイナビに新卒入社。アルバイト情報事業本部の営業職として100社を超える企業の採用をサポート。2022年より人事統括本部へ異動し、現職。新卒採用・キャリア採用どちらも兼務している。

【チアリーダーとしての経歴】
高校でチアリーディング部に所属し、3年連続で全国大会出場。大学では、チアダンススクール(3歳~中学生対象)講師のアルバイトに従事。その後、社会人2年目の2021年7月から、九州で唯一Xリーグに参入している社会人アメリカンフットボールチーム「otonari福岡SUNS」の専属チアリーダー「福岡SUNS Cheerleadrs」に所属。現在、3年目のシーズンを迎えている。


- 一度は引退を決めたチアリーディング、社会人2年目で新たな挑戦。

チアとの出会いは、高校のオープンスクールでした。チアリーダーの先輩方を初めて見たときに衝撃が走り、「私もこの学校でチアに挑戦したい!」と思ったんです。
無事にその高校へ入学してからは、憧れのチアリーディング部に入部。
全くの初心者からのスタートでしたが、毎日部活に明け暮れる日々でした。

高校時代の写真

全国大会にも3年連続で出場し、高校生活はまさにチアに捧げたと言ってもいいほどで、「やりきった!」という達成感がありましたね。

そのため大学では現役として続ける選択はとりませんでしたが、チアに関わりたい気持ちはあったので、アルバイトとして、中学生以下を対象にしたチアダンス教室の講師をしていました。

大学卒業後は、新卒でマイナビに入社し、配属されたのはアルバイト求人情報サイト『マイナビバイト』の法人営業の部署。仕事を覚えることに夢中になり、めまぐるしく過ぎる毎日だったので、社会人になってから1年半ほどはチアから離れた生活を送っていました。

しかし社会人2年目になり、自分に少し余裕が出てきた頃、チアに関わりたい想いが再度芽生えたんです。
最初は「チアダンスの教室にでも通ってみようか」という軽い気持ちでSNSでの情報収集をはじめました。
そこで見つけたのが、社会人アメリカンフットボールチーム「otonari福岡SUNS」の専属チアリーダーチームである「福岡SUNS Cheerleadrs」の募集でした。
Xリーグは日本の社会人アメリカンフットボールチームのトップリーグで、「otonari福岡SUNS」はXリーグに所属する九州で唯一のチーム。そして、「福岡SUNS Cheerleadrs」は、その公式試合やイベントでのパフォーマンスにて主に活動を行っています。

“試合は土日のみ、メンバー全員が社会人”という情報を見て、これなら今の仕事との両立ができそうだと思い、応募を決めました。

しかし募集を見つけたときには、すでにトライアウト(適正を判断するための実技試験)まで約1~2カ月程度しか期間がなく、焦ったのを覚えています。
チアからはしばらく離れていたので不安もありましたが、トライアウト当日まで平日は深夜まで練習するなど、がむしゃらに頑張りました。

そうして何とか最初に受けたトライアウトでご縁をいただき、無事にチームのメンバーとして加わることができました。

スポーツチームに所属しているチアは運営部門が別であったり、ダンスのプロ振付師の方が専属でいる場合も多いのですが、加入した当初、私たちのチームは全ての運営業務をメンバーで役割分担して行っていて‥!

曲の編集・ダンスの振り付け、SNS運営、対戦相手チームとのやりとり、ファンクラブ運営など‥パフォーマンス以外にも覚えること・やるべきことがとても多かったです。
最初は大変なことも数多くありましたが、全部を自分たちで行える分、達成感ややりがいが大きいように思いますね。

あとはやはり、応援するチームが勝利を収めた時の喜びはとても大きいです。

先日、ホームである福岡の地で、「otonari福岡SUNS」がトップリーグへ所属して初の勝利を収めたんですが、仕事とはまた違った達成感や高揚感を感じることができ、「続けてきてよかったな…」と心から思いました。

初勝利を収めた試合後の集合写真

- 憧れの採用担当への異動で現役引退も検討…仕事とチアへの新たな向き合い方

営業とチアリーダーの2足の草鞋を続けて半年が経過した頃。
営業という仕事にとてもやりがいを感じながらも、新たな挑戦をしたいという気持ちが芽生え、上司にも相談し、営業部署から人事部採用課へ異動希望を出しました。すぐに希望が通るとは思っていなかったのですが、なんとその半年後に異動が決まったんです。
採用担当は、入社当時から「いつかはやってみたい」と思っていた仕事だったので、楽しみな気持ちも大きい反面、チアとの両立ができるのか…不安もありました。

チアの活動は、平日水曜の夜と土曜の朝から夕方まで毎週練習、シーズンに入ると隔週で土日どちらかが試合というスケジュールです。

営業時代はある程度自分で仕事のスケジュールをコントロールできましたし、土日はお休みだったので、両立しやすかったのですが、採用担当だとそうもいかないですよね。

新卒採用の繫忙期は、合同企業説明会や学内説明会などへの出展もあり、土日の稼働が多くなります。
また、中途採用の繁忙期は、平日夜に面接業務が入ることも…。
最初は両立していくのは難しいと思い、現役引退を考えました。
しかし、ありがたいことに会社・チーム、どちらもそれぞれの事情を理解してくださって、なんとか両立ができることに…!

合同企業説明会の様子

ただ、頼ってばかりではいけないとも思っています。

ー普段スケジュールを調整してもらうこともある分、その他の日や時間では、人一倍努力していきたい。
ー仕事とチアの活動が、どちらにとってもプラスになるよう取り組んでいきたい。

そんな思いで日々、仕事とチアに向き合っています。

実際に、チアを始めてから、仕事の効率もあがったように感じますし、周囲からも「仕事もチアも楽しそう!キラキラしてる!」と言っていただけることも増えました。

そんな自分の姿が、周りにいい影響を与えられると信じて、今後も両立を続けていきたいと思っています。

- 仕事と自分の好きなこと、どちらも諦める必要はない

チアリーダーの経験が、仕事に活きていると感じることも多いです。

「マイナビには、私のように仕事以外のことにも全力で取り組んで、両立している人がいる」

私の体験をお伝えすることが、学生や求職者の方々にとって自分のキャリアをポジティブに考えてもらうきっかけに繋がればいいなと思っています。

実際に採用面接やイベントの際にも私の活動に興味を持ってもらえることが多く、「私も入社後は○○を続けたいんですが‥」といった相談もいただくようになりました。

仕事と自分の好きなこと、どちらも諦める必要はない。
採用担当として、頑張る人の背中を押すことができるようになりたいと思います。

- 自分の姿が、誰かの人生にとってプラスな影響を与えられるように

正直、仕事の繁忙期やシーズン中は、思考がどちらかに傾くので「両立が大変だな…」と感じることもありますが、私は、仕事もチアの活動も、どちらも手を抜かず引き続き全力で取り組んでいきたいと思っています。

社会人としては、“20代のうちに管理職へ就くこと”、チアリーダーとしては、“「otonari福岡SUNS」と「福岡SUNS Cheerleadrs」の魅力を沢山の人に知ってもらいSUNSファミリー(ファン)を増やすこと”が今後の目標です。
キャリアも、自分の好きなことも、どちらも諦めずに叶えることができると、自らの人生を持って証明したいと思っています。
そして、こんな私の姿が、誰かの人生にとってプラスの影響を与えられるようになれたら嬉しいです。


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